もちもちおです。
M-1グランプリ2024を観て、感じたことっていうか、今回に限らず、M-1グランプリを観る際のポイントが、僕なりに2つあります。それについて書いてみます。
【昨日の記事はこれ】
1.意気込み(出場者)
1つ目は、出場者。決勝の9組だけじゃなくて、出場した芸人皆さんのこと。今回の出場者は、10330組だったらしい。組ってことなんで、人数にしたら、2万人は超えてる。
この2万人の人たち、何のために、M-1グランプリに出場してるのかな?って考えることがある。
そら、優勝したいとか、前回よりは上の成績を収めたいとか、単に洒落で出場した、とかやろう。
でも、出場者は気づいてるかどうかわからへんけど、やっぱり、M-1グランプリって、総決算っていうか、お披露目会やと思う。
今年1年、こんだけ舞台踏んだり、練習してきたから、その成果をM-1グランプリで、お披露目してくれてるんとちゃうかな?
お披露目と言うてますけど、別に軽い気持ちで言うてるんじゃありません。
賞レースやと思ってやるのと、お披露目会やと思ってやるのでは、気持ちが全然違ってくるはず。
賞レースやったら、やっぱり勝ち負け付いてくる。優勝出来るか?出来ないか?のガチ2択。
でも、お披露目会やと思ってたら、どうやろか?優勝することも大切やけど、もう少しリラックスした感じで臨めるんとちゃうやろか?
意識が賞レースやったら、メンタルもズタボロになるやろね。口の中がパッサパサになって、胃液上がってきたりもしてるんやろね。
でも、お披露目会や思うてたら、そんなことはないやろ。楽しんでやってるんやから、丁度イイ緊張感のまま漫才できるんちゃうやろか。ほんでもって、望んでいなかったような、イイ結果が出たりするもんやと思う。
この違いを感じながら、M-1グランプリを見てると、上出来の面白いネタを、早口で噛むこともなく言うてるのがだけが、上手いんじゃないと思います。
2.意気込み(審査員)
2つ目は、審査員。今回の審査員は全員、大御所と言われてる漫才師ではなく、これまでのM-1グランプリに出場した経験のある、漫才師さん達でした。
僕のM-1グランプリの見所は、審査員のコメントです。
明らかにネタが面白かった出場者へは、ベタ褒めしたりと、それなりのコメントが出来る。
でも、どうみても面白ない、本来の力を出し切ってない、また客席からも笑いが少ない出場者へのコメントが注目するところ。点数でいうたら、80点台へのコメント。
「おもしろかったんやけど、出る順番が悪かったかなあ」とか「僕はこういう漫才は好きなんやけど、うーん、一般的にはウケへんかったんかな」とか。
点数は下げてるんやけど、どうしても芸人のことを思って、「でも面白かった」、と言わざる得ないってところが、とてもわかる気がしてなりません。
審査員の彼らの表情からは、出場者の芸人よりも真剣さがとても伝わってくる。得点付けるのも、しんどいやろな。
そんな中でまあ90点台付けておけば、その後のコメントも楽に出来るんやろうけど、あえての80点台を出すと、コメントに苦慮してる。
出場してる芸人は、お披露目会やと思っても、審査員たちは、ガチで審査してる、という相反する関係性が、何よりも面白いポイントだと思う。
これも審査員の彼らが、過去M-1グランプリに出場してるからこそ、出場芸人の大変さがわかるということからなのだろう。
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