ライターのもちもちおです。
世間では、何事も勝ち負けで判断されます。
好き嫌いに関係なく、世間というのは、そういうものなのですね。
誰もが勝ちたい。
負けるよりは勝ちたい。
わかります。
さて(笑)、僕は高校時代バスケ部でした。
高校1年生の、ある雨の日。
そう、It's rainy day!
なぜ、英語で??(笑)
単に、「レイン」という響きが好きなのです(笑)
余談でした。ごめんなさい。
さて(笑)、顧問が、体育館で練習前に、こう言いました。
「雨なので、サッカー部と一緒に練習をする」
要するに、
雨でグラウンドが使えない、サッカー部の身体が鈍らないように、体育館で、僕らバスケ部と一緒に身体を動かすレベル程度の話だと理解しました。
これを聞いた、バスケ部の僕らの気持ちは、
「ふーん」、「へー」
くらいのリアクションでした。
しかし、顧問の話には続きがありました。
「練習の後で、サッカー部と『バスケで』試合をする」
サッカー部とバスケで試合???
まだ1年生だった僕は次のように思いました。
・楽勝やん!
・(僕らバスケ部の)練習にはならんやん!
と。
そんなこんなで、サッカー部とバスケ部で、バスケの試合が始まりました。
そして終わりました。
ちなみに、試合に出たのは、先輩の3年生、2年生です。(僕ら1年生は見学でした)
結果は、もちろんバスケ部が
負けました!
僅差でしたが、負けたのです!
はい、負けたのは、バスケ部、
勝ったのが、サッカー部だったのです。
そう、新手の(笑)下克上です。
ではなぜ、バスケ部の先輩達が、サッカー部相手に「バスケ」で負けたのか?
逆に言うと、なぜ、サッカー部が、バスケ部に、「バスケ」で勝てたのか?
この理由がなんともわかりやすいので、ご紹介したいと思います。
負けた理由は、
体力的なことでもなく、運動能力的なことでもなく、
なんと、
メンタルだったのです。
負けてしまったバスケの先輩たち曰く、
・もし、素人(サッカー部)に負けでもしたら、顧問に思いっきり、どつかれる(怒られる)と思った。
・もし、負けたら、学校中の笑い者になると思った。
というネガティブな気持ちが、試合中に沸々と沸いてきたから、ということでした。
ここで思ったのが、では、試合に勝ったサッカー部は、どんな気持ちでプレイしていたんだろうか?ということです。
僕は後日、サッカー部の人に、
「バスケ部に勝てた理由は何ですかね?」
と、恥を承知で(笑)尋ねてみました。
すると、答えはこうでした。
・「もちろん勝てるなんで思わなかったけど、試合(バスケ)してる最中、めちゃくちゃ楽しかったわ」
でした。
つまり、相手がバスケ部なんで、負けて当然というか、負けることに執着していなかったのです。
そして、勝つことにすらも…
むしろ、普段は足でボールを蹴っているので、手を使うバスケが出来るのが、単に楽しかったということだったようです。
ここで、大切なこと、学んだことは、
・楽しむ
ということ。
先のことをあれこれ考えず、その「今」を楽しむということ。
将来(結果)は「今」の積み重ねで出来ているということ。
高校1年生のとき、僕はそう思いました。
おしまい(笑)